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人工関節コラム

執筆者の写真MIKU(編集部)

人工関節手術について


人工関節手術の手術件数、海外と日本の違い、手術後の生活にどのような不便があるかについて調べましたので紹介します。


 

人工関節手術の件数


国内と海外で報告されている手術件数は、以下の通りです。



国内の人工関節手術件数

高齢化社会により、人工関節の手術件数は急増し、今後もさらに増加していくと考えられます。国内の人工関節手術件数は、2017年には膝関節の手術が約9万件、股関節の手術が約6万5千件と報告されています。人工膝関節手術、人工股関節手術は40年以上前から行われ、日本にも定着しつつある治療法とされています。



米国との比較

米国の人工股関節の手術量を日本と比較した場合、人口一万人比で約2.5倍、人工膝関節では4.2倍という報告があります。また国内の手術実績から予測した場合には、2010年度の米国の人工股関節手術数は約50万件例強、人工膝関節手術数は約67万例と推測されます。


 

人工関節手術後の生活


人工関節手術後の生活で注意したい点は、主に以下のようなものが考えられます。



日常の動作

正座やあぐらなどは、場合によっては入院中から許可されていることがあります。ただし、医師から指示された動作の方法や注意点などに気をつけながら行いましょう。



運動

衝撃のあまり強くないスポーツへの参加が推奨されています。米国の股関節学会では、水泳やウォーキング、サイクリング、ゴルフ、社交ダンス、ハイキングなどが推奨され、野球やサッカーなどは推奨できないとされています。



入浴やトイレ

関節への負担軽減のため、トイレは洋式がよいとされています。自宅のトイレが和式の場合は洋式にリフォームするか、和式トイレの上に置くだけで洋式トイレになるタイプの便座を使用するとよいでしょう。また入浴時はいすを使用し、転倒に注意して入るようにしましょう。



自動車の運転

状況に応じて、瞬時にブレーキを十分踏み込めるかが重要とされています。右の股関節を手術した場合はブレーキに時間がかかることがあるため、十分な注意が必要といわれています。

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